今季の旬カラーはピンク。ですが、チークやリップをピンクにするだけだと、いつもと代わり映えしません。そこでトレンドメイクの参考にしたいのが、ファッションショー! ショーに登場するモデルのメイクそのままだと目立ちすぎますが、デイリーに落とし込むことは可能です。
そこで今回は美容ライターである筆者が、2017年春夏のコレクションから、モード最先端のピンクメイク2つと、それらを普段使いできるメイク法をご紹介します!
■1:ダブルピンクシェーディング
パリファッション・ウィークで注目を集めたピンクメイクは、シャネルのダブルピンクシェーディング。なんと、チークと並行に、こめかみから目尻にかけてピンクのラインを入れているんです!
チークはシェーディングの一種で、顔に影をつくり立体的に見せますが、こめかみとチークの両方に斜めにラインを入れることで、顔をリフトアップして小顔に仕上がります。
【ダブルピンクシェーディング・プロセス】
(1)頬骨にそって斜めにピンクカラーのチークをのせる(頬骨の上にブラシを寝かせて上から下へそっとブラシを動かしましょう)
(2)(1)と同じブラシを使いピンクカラーのチークで、こめかみから目尻をシェーディングする(こめかみにブラシを寝かせて、目尻に向けて上から下へさっとブラシを動かす)
普段メイクでこのテクを使うなら、コーラルピンクが肌なじみがよくオススメ。アイメイクをカラーレスにしてピンクを引き立たせ、リップを80年代風にくっきりとつけるのがシャネル流。同じコーラル系のツヤリップなら、女っぽくキマります。
全体の印象が甘くなりすぎないよう、ピンクはかすかに色味がでる程度に薄くのせましょう。
■2:ピンク×ブルーのカラフルアイシャドウ
ニューヨークファッション・ウィークで『オスカー・デ・ラ・レンタ』のコレクションでは、ピンク×ブルーのカラフルアイシャドウが印象的でした!
アイシャドウは、ハイライトカラー、ミディアムカラー、締めカラーの3色使いで目に奥行きを出す方法が一般的。特に、締めカラーに瞳に近いブラウンカラーをもってきて、デカ目効果を出しますよね。
ところが、『オスカー・デ・ラ・レンタ』のショーでは、ミディアムカラーに目が冴えるようなブルー、締めカラーは鮮やかなピンクで仕上げています。
ここでポイントなのは、ブルーとピンクを同じ青みトーンで揃えること。このメイクを普段使いにするには、アイシャドウを薄くのせ、ピンクとブルーの境をぼかして淡いグラデーションにしましょう。
【ピンク×ブルーカラフルアイメイク・プロセス】
(1)アイホールより広めにパールピンクのハイライトカラーをのせる
(2)ブルーカラーをアイホール全体につけ、ブラシを左右にジグザグに動かしなじませる
(3)涙袋にハイライトカラーをのせる(瞳を大きく見せるには涙袋をパールで明るくすることが必須です! ブラシでさーっと一塗りしましょう)
(4)二重の幅にピンクの締めカラーをのせる
(5)下まぶたの目尻から1/3にピンクの締めカラーをのせる
リップやチークはヌーディーにまとめ、できるだけ地眉を活かしたナチュラルブロウにして、アイメイクを際立たせてください。モデルのようにヘアをきっちりとまとめてクリーンでポップなルックを目指しましょう。
2017年春夏コレクションで話題となった“ピンクメイク”、いかがですか? ファッションショーでのメイクを普段のメイクにナチュラルに投入して、さりげないモード顔に変身して下さいね。
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