過酷な夏が終わり、続く秋は実りの季節とされています。 

約30年に渡って、薬剤師として、また漢方薬・生薬認定薬剤師として活躍する村上百代さんによると、「秋は乾燥によるトラブルが多く、心と体のバランスが崩れやすい時期」とのこと。 

この揺らぎやすい季節に気を付けるべきこと、摂り入れたい食材について、古来より受け継がれてきた二十四節気をもとに村上さんにお聞きしました。 

二十四節気は一年を二十四の季節に分けたもので、紀元前770年ごろ、春秋戦国時代前期の中国華北地方において、自然暦的な伝承や陰陽五行説の思想が含まれて生まれたものです。 

それでは村上さんの新著『二十四節気に合わせ心と体を美しく整える 医者にも薬にも頼らない和の暮らし』からお伝えします。 

 

■秋分(9月23日~10月7日頃) 

【体調管理】

・乾燥によるトラブルが起きがち。潤いを出すために潤滑油のような食材、亜麻仁油、コラーゲンやビタミン、ミネラル、ヒアルロン酸を用います。

・秋はホルモンの分泌も変化させ、心と体のバランスが崩れやすいので、更年期うつにも注意。 

【摂るべき食材】

・さんま・・・夏の疲れが出る時。さんまのはらわたの苦みが心臓を強化してくれます。 

・生姜・・・吐き気や下痢を抑え、胃腸を丈夫にします。鼻づまりや痰を治し、気の巡りをよくするので、風邪の初期にも効果的です。 

・ゴボウ・・・瀉気(気を下ろす)作用が強いので、のぼせや炎症、高血圧や便秘の人に向いています。イライラを抑え、精神を安定させます。また腫れものを治して解毒するので、肉や油モノの過食傾向にある現代人に適しています。 

・松茸・・・滋養強壮に役立ち、免疫力を高めます。イライラを解消し、血液の汚れを取る作用もあります。飲食後の口の渇きや尿失禁にも効果的です。 

【心掛けること】

実りの秋で、スポーツ、芸術、学問、仕事、あらゆる成果を発表する時期です。胸をはって堂々と自身の成果を示すことが未来につながります。この時期に頭で思っていることは実現化するので、悪いことばかり考えていると不幸を引き寄せます。反省は必要ですが、瞬時に済ませ、改善項目として前向きに捉えましょう。 

 

昔の人々が持っていた生きる知恵。昔ながらの知恵を学ぶことで自然の変化に合わせながら、より心豊かで健康に過ごすことができます。 

 

【参考】

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