[TOKYO R30]第13話 第一印象で対象外な男。運命がうごきだす

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生活に潤いがない。毎日が単調。

お正月、今年こそ結婚したいと思ったけど、今のところご縁が見つかる気配もない。とにかく退屈、と麗香は感じている。百貨店の化粧品フロアを歩いても、他人事。下着売り場の、ブラだけで1万円以上する高級ランジェリーだって、一体、どういう女が買っていくのか。華やかな下着は、男に見せるためのもの……?

そういえば、最後に男性と夜を一緒に過ごしたのはいつだっけ。背中に爪を立て、体を引き寄せて。自分にもあった官能的な夜が、前世のように昔に感じる。そういえば、前前前世なんて歌もあったなぁ。

そもそもデートをしたのさえ、いつだか思い出せない。最後にときめいたのなんて…。麗香は自分の「乾きっぷり」に途方に暮れる。結婚したいけど、恋愛する気のない「ときめかない病」にかかってしまったようだ。空を見上げれば、3月だというのに鉛色の冬空が抜けきらない。北風が名残惜しそうに麗香を刺す。はぁ、憂うつ。

凝り固まった私の心を、溶きほぐしてくれるイケメン求む!

 ◆

「彼女欲しいって人がいるんだけど、麗華に紹介していい?」

ある3月の平日、友人からLINEが来た。麗香は少し面倒だと思った。紹介なんて何年振り? その人イケメン? 売れ残りのモテない男じゃないの? でもまあ、ヒマだし、とりあえず行ってみるか。

「紹介(笑)。飲むだけならいいよ~」と麗香は返信した。やる気は、ない。

水曜日の夜、指定された店は麻布十番のカフェ・ラ・ボエムだった。仕事帰りなので、麗香はシンプルな服装に身を包む。薄手のイエローのニットに、白のフレアパンツ。5cmヒールで麻布の石畳を歩く。

初めての男の人に会うのに、パンツとかあり得ない!

モテテクに詳しい瑠璃ならきっと怒るだろう。でも麗華は自分を突き通す。自分を変えてまで、スカートを履こうとは思わない。モテるためにがんばるのって、恥ずかしい。パンツのほうが自分らしい。ありのままの自分を好きになってくれる人がいい。

地図を見ながら行くと、暗がりに浮かび上がるモダンなダイニングバーがあった。薄暗い店内に入ると、テーブルには男が2人。1人は紹介者の旦那(ちなみに新婚)。その右隣に座る男が、今回紹介してくれる男らしい。年は近そうだ。

黒とグレーのボーダーで、フロントがジップになっている厚手ニット。無造作に伸びてきた黒の短髪。頬に厚めの肉がついているが、これと言って特徴がない。とりあえずイケメンではないことは確かだ。

ま、こんなもんだよね~……。

麗香の心をときめかすことはなかった。

麗香の恋愛法則は「第一印象で、恋愛対象かどうか決まる」。初めて会ってピンとくれば恋愛に進展する可能性がある。そうでなければ、一生恋愛関係になることはなく、「男友達フォルダ」に入れられる。

今回もピンとくることはなかった。とりあえず「友達未満の知り合い」として、酒を飲んだ。無難な話、無難な愛想笑い。ビジネスウーマンとしては、失礼にあたらず、パーフェクトな対応だろう。

彼との共通点は、中学生のころ、吹奏楽部に所属していたことだった。それ以外はとりとめのない話で終わった。「また飲みましょ~」という、笑顔の社交辞令でその夜を終えた。

 ◆

「今月中、また飲みませんか?」

3日後、彼から誘いを受けた。恋愛に進展しそうもない男。タイプじゃないし。将来のない男と会うのは、気が進まない。
いつもなら断る麗香。しかし、なんとなく誘いに乗ることにした。ヒマだしいいか。退屈でも、吹奏楽の話でもしていれば、場が持つだろう。

「いいですよ。いつにします?」

この選択が、のちの麗香の運命を動かす。彼女はまだ知らないけれど。

第13話の麗華にオススメのコスメ

ルミナイザー/rms beauty

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働いていると、仕事終わりでの食事会もよくありますよね。通勤服だから服装がシンプルなのは仕方ないけれど、せめてメイクなどはディナー仕様に。少し暗めのお店では、やはりきらめきが重要なポイントとなります。
rms beautyの『ルミナイザー』は、頬・目頭・鼻筋など顔のきらりとさせたいパーツだけでなく、鎖骨や手の甲など全身にもツヤ感をプラスしてくれるマルチなハイライター。最近は胸元が広めに開いたシャツやトップスが流行っているので、ぜひ鎖骨にもツヤめきを仕込んでみて。ディナーの席で素敵に見えること間違いなしです。麗華の恋の運命はいかに!?

★毎週日曜日 20時公開

(文・東 香名子/イラスト・日暮ろこ子/コスメコメント・LBR編集部)

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